CO²排出枠を仲介 農林中金と全森連、3月創設
2023.01.13
農林中央金庫は13日、全国森林組合連合会(全森連)とともに、全国の森林組合が管理する森林が吸収する二酸化炭素(CO²)をクレジット(排出枠)として、地球温暖化対策に取り組む企業に販売を仲介する仕組みを、3月末めどに創設すると発表した。販売で得た資金は森林の維持管理に充てる。(写真はイメージ)
森林は植林から木材の販売まで数十年かかる上、近年は木材の販売収入に対してコストが増加しているため、再び苗木を植えて造林することが難しくなっている。排出枠の販売で新たな収入源を確保し、持続的な森林管理につなげる。
創設する仕組みは再生可能エネルギーの導入や森林管理によってCO²の排出量を削減した企業に対し、国がクレジットを発行する「Jークレジット制度」を活用する。クレジットを購入した企業は、自社でCO²排出を減らしたと見なせるほか、環境保全への貢献をアピールできる。
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