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新農相に野村哲郎氏  週間ニュースダイジェスト(8月7日~13日)

2022.08.15

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新農相に野村哲郎氏  週間ニュースダイジェスト(8月7日~13日)の写真

 第2次岸田改造内閣が発足し、農林水産相には野村哲郎・前参院決算委員長(78)が就任した(8月10日)。参院議員4期目の野村氏は初入閣で、閣内最年長。鹿児島県出身。
 岸田文雄首相は同日、党人事も行い、四役などを決定。野村氏と同じ鹿児島出身で、国対委員長を歴代最長の4年超務めた森山裕元農相(77)を選対委員長に起用した。
 12日の臨時閣議で決定した農林水産副大臣は、勝俣孝明氏(46歳、静岡6区、衆院4回当選)と野中厚氏(45歳、比例北関東、衆院4回当選)の2氏。
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 政府が10月以降の輸入小麦価格を、据え置く方向となった(8月13日)。
 

 ▼穀物輸出進む(8月9日)
 ウクライナ政府は穀物を積んだ貨物船2隻が黒海に面した南部オデッサ州のチョルノモルスク港から新たに出港したと発表した。1日の穀物輸出再開後の出港船は12隻となり、計37万㌧が運び出されたという。8日には輸出再開後初めて、出港済みの船が目的地のトルコに到着した

 ▼新農相に野村哲郎氏(8月10日)
 第2次岸田改造内閣で、農林水産相に野村哲郎参院議員(78)が初入閣した。鹿児島県出身の野村氏は自民党の茂木派所属。JA鹿児島県中央会で常務理事まで務めた後、参院議員に転じ4期目。農水政務官や参院農林水産委員長、自民党農林部会長などを務めてきた

 ▼みどり戦略など挙げる(8月10日)
 金子原二郎氏は農相退任の記者会見で、在任中の実績として農林水産物・食品の輸出額1兆円超えや、みどりの食料システム戦略関連の法律の成立、ウクライナ情勢を受けた食品原材料や生産資材の価格対策を強調した。愛知県豊田市の明治用水頭首工の漏水対応も挙げた

 ▼カップ3.7億個捨てる(8月12日)
 環境保護団体グリーンピースは、国内の主要カフェチェーン9社で2020年に使い捨てられたプラスチックや紙のカップが、企業アンケートや調査員による観察などからの推定で3億6950万個に達したとの調査結果をまとめ、「削減に取り組む必要がある」と指摘した

 ▼5社が減益や赤字拡大(8月12日)
 外食大手10社の2022年4~6月期・6月中間の連結決算は、営業時間の伸びなどから8社の売上高が増えた。一方で原材料価格や光熱費上昇で5社の純利益が減少、または純損失が拡大した。すかいらーくホールディングスはガストなど約100店の閉鎖を発表した

 ▼小麦価格据え置きへ(8月13日)
 政府が製粉会社に売り渡す輸入小麦価格を、改定予定の10月以降も据え置く方向となった。パンや麺類の一段の値上げを抑えるため。今年4月の前回改定では17.3%上がった。岸田文雄首相が15日の会合「物価・賃金・生活総合対策本部」で価格抑制を指示する

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