つくる

消費者物価が上昇  週間ニュースダイジェスト(8月14日~20日)

2022.08.22

ツイート

消費者物価が上昇  週間ニュースダイジェスト(8月14日~20日)の写真

 総務省が発表した7月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.4%上昇の102.2だった(8月19日)。上昇率は6月の2.2%を上回り、11カ月連続の上昇となった。年内に3%に達するとの見方がある。
 食料(生鮮食品除く)は3.7%上昇(6月は3.2%)と7年4カ月ぶりの高い伸びとなった。食用油の40.3%、食パンの12.6%上昇などが目立った。生鮮食品(8.3%上昇)も含めた食料全体では4.4%の上昇だった。
 サンマ漁の主力となる棒受け網漁の初水揚げがあった(8月18日)。


 ▼小麦価格据え置きへ(8月15日)
 岸田文雄首相は官邸で開いた「物価・賃金・生活総合対策本部」の会合で、ウクライナ危機の影響で高止まりする輸入小麦について、政府が10月以降に製粉会社に売り渡す価格を現行の水準に据え置くよう指示した。9月上旬にまとめる物価高対策に盛り込む

 ▼デニーズ、日高屋値上げ(8月17日)
 セブン&アイ・フードシステムズはデニーズのパスタや一部肉類など約40品を9月6日から値上げすると発表した。ハイデイ日高も「日高屋」の麺類や定食などの店内メニューの一部を10~60円値上げすると発表。いずれも原材料価格や物流費の上昇を理由としている

 ▼サンマ初水揚げ(8月18日)
 北海道根室市の花咲港でサンマ漁の主力となる棒受け網漁の初水揚げがあり、競りでは最高で1㌔5万4000円の高値が付くご祝儀相場となった。この日の帰港は小型船1隻で漁獲量は約260㌔にとどまったが、20日から大型船約20隻が出漁し、漁が本格化した

 ▼輸出正常化確認(8月18日)
 国連のグテレス事務総長はウクライナ西部リビウでゼレンスキー大統領、トルコのエルドアン大統領と3者会談し、穀物の輸出正常化に向けた協力を確認した。ウクライナ産穀物の海上輸出は18日までに、貨物船25隻が出港、穀物計約63万㌧が運ばれた

 ▼消費者物価上昇(8月19日)
 総務省発表の7月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く)は前年同月比2.4%上昇の102.2だった。うち食料は3.7%上昇と7年4カ月ぶりの高い伸びとなり、全体を押し上げた。食用油の40.3%、食パンの12.6%上昇などが目立った

最新記事