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インドの小麦育種研究者らに大賞 第8回「食の新潟国際賞」表彰式
(中央は池田弘・食の新潟国際賞財団理事長) 食・農分野における国際的な業績を2年ごとに顕彰している公益財団法人「食の新潟国際賞財団」(新潟市)は11月20日、環境負荷が低い小麦を開発したインドのグントゥール・ヴェンカタ・スバラオ国際農林水産業研究センター(JIRCAS)主任研究員と、英国のケイト・ケ...
第2次石破内閣発足 週間ニュースダイジェスト(11月10日~11月16日)
▼第2次石破内閣発足 少数与党、年収の壁焦点 農相に江藤拓氏(11月11日) 第2次石破内閣が11日夜、発足した。発足に先立ち、第215特別国会が召集され、石破茂首相が第103代首相に選出された。衆院選大敗に伴う少数与党内閣で、国民民主党が主張する「年収の壁」見直しの成否が、当面の政権運営の焦点と...
誇れる「森林国」に 赤堀楠雄 材木ライター 連載「グリーン&ブルー」
しばらく前に父親は日本人、母親はドイツ人だという友人の女性から「ドイツ人は森が大好きだけど、日本人はそうでもないように見える」と言われた。 彼女によると、ドイツ人はしょっちゅう森に行き、森の中で過ごす時間が大好きだという。一方、日本ではメガソーラーの設置など開発によって森が失われるケースが後を絶た...
モー充実のミルク散歩 畑中三応子 食文化研究家 連載「口福の源」
10月の秋晴れの日、「ブラミルク@横浜」に参加した。歴史資料を調査し、発掘した地域に眠るミルク遺跡を寄り道しながら巡り歩く。乳文化の愛好者が集う「ミルク1万年の会」が催すイベントだ。(写真:根岸の牧場跡から向こうに見える城のような建物は旧競馬場の一等スタンド、筆者撮影) 幕末に西洋式の牧場が開かれ...
「キックボクシング」が女性や子どもにも広がる 菅沼栄一郎 ジャーナリスト 連...
「カーン」。ゴングが鳴った。 サウスポーの星幸樹(こうき)(16)の左ストレートが伸び、左キックが相手の顔面に当たった。リングを囲んだ700人余りの観客から声が飛ぶ。 新宿歌舞伎町のビルの7階で行われた注目の一戦。第1ラウンドが終わると、青コーナーに戻った幸樹選手を兄の憂雅(ゆうが)(23)と拓海...
「書評」能登半島地震~復興への展望 「日本農業の動き224」 農政ジャーナリスト...
年初の能登半島地震による被災地の復興について、農政ジャーナリストの会は、現地で活動する支援者や生活者ら4人を講師に招いて連続勉強会を開催した。本書はその採録だ。 能登半島地震は、過疎と高齢化が進んだ農山漁村で発災し、復興に対する意識が転換期を迎えている。各地の被災現場で支援活動を続け、発災直後から...
「農業とインフラ」シンポ 12月9日 中部圏社会経済研究所
公益財団法人 中部圏社会経済研究所(名古屋市)は、12月9日(月曜日)午後1時半~午後4時に中日ビル(同市中区栄4-1-1)で「農とインフラ」シンポジウムを開催します。オンラインでも同時に配信します。 株式会社雨風太陽の高橋博之代表が「都市と地方をかきまぜる」と題して基調講演し、名古屋大学大学院環...
米大統領選、トランプ氏圧勝 週間ニュースダイジェスト(11月3日~11月9日)
▼2地域居住、官民で促進 連携強化へ新組織(11月4日) 都市と地方に生活拠点を持つ2地域居住を促進しようと、自治体や企業などで構成する新組織が10月、発足した。国土交通省など国も協力する。人口減少と東京一極集中が続く中、官民連携を強化することで地方へ人の流れを生み出し、地域での担い手確保や消費拡...
超党派農政はありうるか 政策協議に期待 アグリラボ編集長コラム
11月11日に招集された特別国会の首相指名選挙で自民党の石破茂総裁が選出され、第2次石破内閣が発足した。与党は個々の政策について野党と協議して政権の運営を図る。 当面、不安定な状況が続くが、より民意に近い政策を形成するための好機でもある。与野党、あるいは野党間で政策協議を繰り返し、国会で論争を深め...
サケの未来は 佐々木ひろこ フードジャーナリスト 連載「グリーン&ブルー」
「サケについてもっと知りたい」。長くそう思っていたところ、シロザケ(以下サケ)の遡上(そじょう)が本格化する10月初旬、北海道東部の網走漁業協同組合を訪ねる機会をいただいた。(写真:網を巾着状に手繰り寄せ、中心に集めたサケを、小さい網ですくい漁倉に流し込む。見事なチームプレーだ) 世界有数の漁場、...
Z世代の力 森下晶美 東洋大学国際観光学部教授 連載「よんななエコノミー」
今年9月、東京ビッグサイトにおいて「ツーリズムEXPOジャパン2024」が開催された。ツーリズムEXPOとは、観光関連の産業団体と日本政府観光局などが主催する世界でも最大級の旅行展示会で、国内外の観光地や観光関連産業が商談と観光PRのために年に一度集結する。今年は海外80の国と地域、1384の企業...
フードテック考 鬼頭弥生 農学博士 連載「口福の源」
持続可能な食料の生産・流通・消費を目指す方向性の中で、「フードテック」としてさまざまな技術が開発されつつある。中でもしばしば話題となるのは、生産にかかる環境負荷の大きい肉類の代替となるタンパク質の生産・製造技術である。(画像:心に浮かぶのは恐怖か嫌悪か好奇心か、筆者画) 一口に代替タンパク質といっ...
自公大敗、過半数割れ 週間ニュースダイジェスト(10月27日~11月2日)
▼自公大敗、過半数割れ 立民躍進 第50回衆院選(10月27日) 第50回衆院選は27日に投票、即日開票された。自民、公明両党は公示前の計288議席から73議席を減らし、自民派閥裏金事件の非公認前職3人を含めても定数465の過半数(233)を割り込んだ。裏金事件が響いて大敗となった。立憲民主党は公...
月刊誌「JA経営実務」が通巻1000号 記念増刊号を予約販売
戦後間もない1946年4月に創刊した月刊誌「農業団体経営実務」(後に農業協同組合経営実務に変更)が、通巻1000号の発行を迎えます。これを受けて発行元の全国共同出版株式会社は、2025年1月15日に通巻1000号を記念増刊号して発行します。 「JA経営実務からたどる日本の農業・農政・農協史」をテー...