農業基本法改正案を提出 週間ニュースダイジェスト(2月25日~3月2日)
2024.03.04

▼23年出生数、最少75万人 人口減り幅過去最大(2月27日)
厚生労働省が発表した人口動態統計の速報値によると、2023年に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は過去最少の75万8631人だった。初めて80万人を割った22年から5.1%減り、少子化が一段と進んだ。人口の自然減は83万1872人と最大の減少幅になった。
▼食料危機備え農政再構築 農業基本法改正案を提出(2月27日)
政府は日本農業と政策の在り方を示す食料・農業・農村基本法の改正案を閣議決定し、国会に提出した。食料危機時の対応方針を定めた食料供給困難事態対策法案と、農地を有効利用するための農地法改正案も併せて提出。一連の法整備で農政を再構築し、食料安全保障の強化につなげる。
▼46都道府県で宿泊客増加 23年、旅行支援や円安背景(2月29日)
観光庁が公表した2023年宿泊旅行統計の都道府県別データによると、山口を除く46都道府県でホテルや旅館に宿泊した日本人と外国人の延べ人数が22年から増えた。全国旅行支援や円安を背景に、旅行需要の回復が続いた。
▼コメ「特A」3増の43銘柄 高温影響も(2月29日)
日本穀物検定協会は2023年産米の食味ランキングを発表した。5段階評価で最上位の「特A」は43銘柄で、前年よりも3銘柄増えた。昨年夏は記録的な高温となり、特Aの43銘柄のうち25銘柄が高温耐性品種だった。
▼農産物に環境評価ラベル 温室ガス削減と生物多様性(3月1日)
農林水産省は農産物の生産過程における環境負荷低減の取り組みを評価して星の数で表すラベルを新たに作成し、1日から運用を始めた。温室効果ガス削減はコメやトマト、キュウリなど23品目を対象に青のラベル、生物多様性保全はコメを対象に緑のラベルを用意した。
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