農水産輸出、中国外支える 1~11月、前年並み視野 週間ニュースダイジェスト(1月7日~1月13日)
2024.01.15
▼農水産輸出、中国外支える 1~11月、前年並み視野(1月9日)
農林水産省が発表した2023年11月の農林水産物・食品の輸出額は前年同月比8.6%減の1111億円だった。中国による日本産水産物の禁輸の影響が続いた。一方、1~11月累計では前年同期比2.8%増の1兆2775億円となり、過去最高を記録した22年と同水準が視野に入った。中国以外への販路拡大が進んだことが支えとなった。
▼サンマ水揚げ5年ぶり増 23年、全国2.4万トン(1月9日)
全国さんま棒受網漁業協同組合(東京)が発表した2023年の全国のサンマ水揚げ量は、過去最低だった22年に比べ36%増の2万4433トンとなり、5年ぶりに前年を上回った。水準自体は過去3番目に低く、深刻な不漁が続く。
▼北海道、エゾシカ捕獲強化 3年でピーク時の半数に(1月10日)
北海道は、エゾシカの生息数拡大により農林業被害や交通事故が増えていることを受け、2026年12月までの3年間を「エゾシカ緊急対策期間」に設定し、捕獲を強化すると発表した。ピークだった11年度の半数となる約39万頭を目指す。
▼最高層木造ビル26年完成 18階建て84メートル(1月11日)
三井不動産は、東京・日本橋で木造賃貸オフィスビルの建築工事を始めたと発表した。地上18階建て、高さ84メートルで、2026年9月の完成時には国内で最も高い木造のビルになる。鉄の使用を減らして建築に伴う二酸化炭素(CO2)排出量を抑えられるため、大型物件に木材を積極活用する流れが業界全体に広がっている。
▼能登地震「全力で支援」 JA全中会長、職員派遣へ(1月11日)
全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長は東京都内で開いた定例記者会見で、能登半島地震で被災した組合員の農業再開に向け「グループで全力を挙げ支援していく」と強調した。現地に職員を派遣する準備を進めている。
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