13兆円補正予算成立 週間ニュースダイジェスト(11月26日~12月2日)
2023.12.04
▼鳥インフルで防疫徹底要請 農水省(11月27日)
農林水産省は、佐賀県鹿島市と茨城県笠間市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが27日までに確認されたことを受け、専門家会合を開き、全国の都道府県に対し防疫対応の徹底を要請した。鹿島市の事例では、鶏舎内でネズミのふんや多数のスズメが確認されたほか防鳥ネットに破損が見つかった。
▼賃上げ月平均9437円 過去最大、コロナ回復で(11月28日)
厚生労働省が発表した2023年の賃金引き上げ実態調査によると、基本給など月額所定内賃金の全産業の平均引き上げ額は、前年より3903円高い9437円だった。増加率は3.2%で、いずれも比較可能な1999年以降で過去最大となった。厚労省によると、新型コロナウイルス禍からの経済回復が押し上げ要因となった。
▼13兆円補正予算成立 給付金、投資促進で膨張(11月29日)
政府の経済対策の実施に必要な財源の裏付けとなる2023年度補正予算が参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。一般会計の歳出(支出)は13兆1992億円で、経済対策の「第1の柱」に掲げた低所得世帯への給付金やガソリン補助などの物価高対策に加え、企業の投資促進対策などで膨張した。
▼環境債、初の共同発行 36自治体500億円(11月29日)
新潟県や熊本県など36自治体が借金に当たる地方債「グリーンボンド(環境債)」を初めて共同発行した。総額は500億円で、環境問題を解決するインフラ整備事業の財源となる。返済は10年後。来年3月に2回目の発行を予定しており、総務省は2023年度の調達額が計約1千億円になると見込。
▼ホタテ輸出先、ベトナムへ 中国輸入停止で(12月1日)
農林水産省は東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に伴う中国の日本産水産物の輸入停止を受け、ホタテの輸出先を中国以外に広げる計画を公表した。第1弾としてベトナムでの殻むき加工を支援する。
最新記事
-
基本法改正議論がトップ JAの5大ニュース 山野全中会長会見
全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長は7日、記者会見し、今年1年間の...
-
13兆円補正予算成立 週間ニュースダイジェスト(11月26日~12月...
▼鳥インフルで防疫徹底要請 農水省(11月27日) 農林水産省は、佐賀県鹿島...
-
失われていく水田の維持にまず米食 小視曽四郎 農政ジャーナリスト ...
猛暑で災害級の打撃を受けた米産地の表情がさえない中、米の転作から畑作の本作に切...
-
仙台・宮城グルメフォトビンゴ
宮城県や仙台市などでつくる「仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会」は、秋・冬観...
-
「水産女子」と楽しく、おいしい未来を! 中川めぐみ ウオー代表取締役...
「水産女子」という取り組みをご存じですか?(写真はイメージ) これは水産庁が...
-
海藻に成長余地1.7兆円 週間ニュースダイジェスト(11月19日~1...
▼海藻に成長余地1.7兆円 有望市場と世銀報告(11月20日) 世界銀行は世...
-
下関のフグを売り込み、味と安全をマレーシアへPR(NNA)
山口県下関市は11月20日、日本貿易振興機構(ジェトロ)と協力し、マレーシアの...
-
米食は良いことずくめ 安武郁子 食育実践ジャーナリスト 連載「口福...
新米のおいしい季節。この時期、店頭に並ぶお米の袋には「新米」の文字が踊っていま...
-
廃校舎拠点に町全体が〝醸造場〟 沼尾波子 東洋大学教授 連載「よん...
先日、「はじまりのお酒」という日本酒を入手した。岩手県紫波(しわ)町の「紫波酒...
-
持続可能な食 エシカル消費を考える 共同通信がシンポジウム
株式会社共同通信社は11月24日、同社本社(汐留メディアタワー)内の会議室でシ...