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「ウエルビーイングな社会を目指して」でシンポジウムを開催 東京農大

2023.10.13

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「ウエルビーイングな社会を目指して」でシンポジウムを開催 東京農大の写真

 はばたけラボ(事務局・株式会社共同通信社)は1013日、東京農業大学(東京都世田谷区)でシンポジウム「ウエルビーイングな社会を目指して~次世代に伝えたいこと~」を開催した。応用生物科学部栄養科学科の学生ら約150人が参加した。

 「弁当の日」の提唱者である香川県綾南町立滝宮小学校の竹下和男・元校長(写真右)が基調講演し、小学校56年生を対象に、献立、食材の準備、調理、後片付けまで年5回、自分で弁当を用意する取り組みを紹介した。

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 この活動は23年前に、保護者や教職員の反対を押し切って滝宮小で始まり、これまでに全国約2600校で実施されたという。親が決して手伝わないことが条件で、子どもたちが自立し世代をまたいで成長していく姿を説明、「私の体は私のものだけど、私だけのものではない」というメッセージを送った。

 講演に先立って、「チーム食卓の向こう側」を主宰している西日本新聞の佐藤弘元記者(写真左)が、大学生の食生活のありかたや、食生活が胎児など次世代に及ぼす影響について課題を提起した。

 講演の後、栄養科学科の秋山聡子准教授や、同学科の学生が加わって、ウエルビーイングについてパネル討論を開いた。

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