宮崎、県内1JAに合併へ 来年4月 週間ニュースダイジェスト(10月1日~7日)
2023.10.10
▼広島県産カキの水揚げ解禁(10月1日)
生産量日本一で知られる広島県産の養殖カキの水揚げが解禁された。早朝から水揚げを始めた地元の養殖業者は「例年より身が大きい」と太鼓判。県を訪れる観光客も増えており、「需要が新型コロナウイルス禍前を上回るのでは」との声も上がった。
▼食料危機で生産計画求める 農水省(10月2日)
農林水産省は食料危機時の対応として、農家と輸入業者、流通業者に生産や輸入、出荷などの計画作成を求める方針を明らかにした。政府が生産能力や輸入量などを把握し、十分でないと判断すれば計画変更を要請する。来年の通常国会に、緊急対応を実行するための新法の提出を目指す。
▼宮崎、県内1JAに合併へ 来年4月(10月2日)
JAグループ宮崎は宮崎県内の13JAを一つに合併する「県域JA」を来年4月1日に設立すると発表した。業務を効率化し、財務基盤の強化を目指す。全国6例目の「1県1JA」で、農畜産物の販売高が全国首位のJAが誕生する。
▼田植え1回で収穫量2倍 農研機構が試験(10月4日)
農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、稲刈り後の株から伸びた稲を再び刈る「再生二期作」の試験で、収穫量が通常の稲作の2倍近くになったと発表した。食味も確保したといい、輸出米や業務用米の生産コスト引き下げにつながると説明している。温暖化で稲が育つ期間が長くなっている点に着目した。
▼8月対中水産物輸出65%減 2カ月連続(10月6日)
農林水産省が発表した8月の中国向け水産物輸出額は、前年同月比65.7%減の36億円となった。東京電力福島第1原発の処理水放出を前に7月から始まった水産物の放射性物質検査の強化や、全面的な輸入停止の影響を受けた。マイナスは2カ月連続で23.2%減の77億円だった7月から悪化した。
最新記事
-
金融が持つ力を発揮する 設立100年迎え 農林中金理事長
農林中央金庫の奥和登理事長は16日記者会見し、12月20日に設立100周年を迎...
-
日本食品の販路開拓 ホタテや日本酒など紹介、インドで展示会 NNA
約14億人の人口を抱える巨大市場インドでの販路開拓を目指し、日系企業各社が日本...
-
9月対中水産物輸出90%減 全面禁輸影響 週間ニュースダイジェスト(...
▼空港業務、体制強化へ支援 訪日客取り込み、自治体に(11月6日) 政府は、...
-
木材を巡る利用規制緩和や人材育成を 赤堀楠雄 材木ライター 連載「...
木材需要の主要な受け皿である住宅着工の不振が続いている。国土交通省の統計による...
-
「きょうの料理」66周年 畑中三応子 食文化研究家 連載「口福の源...
NHK「きょうの料理」がテレビ料理番組の最長放送として、ギネス世界記録に認定さ...
-
日本産ワインに続け 米国で清酒市場拡大へ
ユズやレモンといった果物などで味付けしたSAKE(清酒)の「フレーバード・サケ...
-
シンガポールの市場開拓を少数型支援に移行 茨城県 NNA
茨城県が事務局を担う「いばらきグローバルビジネス推進協議会」は、シンガポールで...
-
タイCPが「日本の鮮魚店」展開 魚力と100店舗、和食人気で攻勢 N...
タイの財閥大手チャロン・ポカパン(CP)グループが鮮魚・すしの小売り・卸売りを...
-
1等米比率過去最低 23年産、猛暑で障害 週間ニュースダイジェスト(...
▼中ロに水産禁輸撤廃要求 貿易相会合が共同声明(10月29日) 大阪・堺両...
-
保護と漁の両立 島根・宍道湖のシジミ 佐々木ひろこ フードジャーナリ...
秋のイベントシーズン到来。各地のシンポジウムやイベントに伺う中、先日は島根県で...