CPF、宇宙開発会社と飛行士用の食品開発 タイ NNA
2023.06.30
タイの食品最大手チャロン・ポカパン・フーズ(CPF、CPフーズ)は、米宇宙開発会社ナノラックス、タイを拠点とする衛星・宇宙開発技術のスタートアップ企業のMuスペース・アンド・アドバンスト・テクノロジーと協力して宇宙飛行士用の食品を開発する。米航空宇宙局(NASA)の食品安全基準を満たす食品を開発することで、CPFのイメージ向上につなげる。ネーションが21日報じた。(写真はCPFホームページより)
CPFのプラシット最高経営責任者(CEO)は、最初の宇宙食として「チキンガパオライス(鶏肉のバジル炒めのせご飯)」を開発する計画を明らかにした。NASAの基準を満たすため、使用する鶏は残留物や汚染物質の検査を含めて、安全性と品質の綿密な検査を行うと強調した。
CPFが中心となって開催した宇宙食のフォーラムに参加したNASAの元宇宙飛行士であるマイケル・マッシーノ氏は、好きなタイ料理として「鶏肉入りのパッタイ(タイ風焼きそば)」「鶏肉入りタイ風ココナツスープ」を挙げた。(NNA)
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