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ブラジルで鳥インフル  週間ニュースダイジェスト(5月21日~27日)

2023.05.29

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 ▼ブラジルで鳥インフル(5月22日)
 世界最大の鶏肉輸出国ブラジルは、高病原性鳥インフルエンザH5N1型の感染確認による180日間の動物衛生上の緊急事態を宣言した。ブラジルでの感染確認は初。日本は発生した州からの鶏肉や鶏卵の輸入を停止するが、輸入する鶏肉の7割はブラジル産のため、需給への影響が懸念される

 ▼シャインマスカットに異変(5月23日)
 シャインマスカットの花が開かず実の成長に影響が出る未開花症が、生産している46都道府県のうち30カ所で起きていることが、農林水産省のアンケートで分かった。原因は不明。19県は品質・収量の低下もあり、同省は原因究明や対策作りへ調査を進める

 ▼金賞最多は山形(5月24日
 独立行政法人の酒類総合研究所(広島県東広島市)は、2022酒造年度(22年7月~23年6月)に製造された日本酒の出来栄えを審査する全国新酒鑑評会で、特に優れていると評価した金賞酒218点を公表し、都道府県別で金賞酒が最も多かったのは山形県の20点で、兵庫19点、長野県16点と続いた

 ▼インバウンド効果(5月25日)
 日本フードサービス協会が発表した4月の外食売上高は前年同月比15.8%増、2019年の同月との比較でも7.0%増となり、7カ月連続で新型コロナウイルス禍前の水準を上回った。大型連休前半の旅行客や訪日客の需要が回復し、レストランが好調だった

 ▼輸出拡大で連携(5月25日)
 政府は農林水産物・食品の輸出拡大に向けた関係閣僚会議で、大規模な輸出産地の育成に向け、国とJAグループが定期的に協議する場を設けて連携する方針を示した。全国農業協同組合中央会(JA全中)や農林中央金庫、農林水産省による合同会議を6月に開き、輸出産地の掘り起こしを図る

 ▼リスク高まると強調(5月26日)
 政府が閣議決定した2022年度版の「農業白書(食料・農業・農村の動向)」は、ロシアのウクライナ侵攻や気候変動を背景に、食料を輸入に頼る日本は食料安全保障上のリスクが高まっていると懸念を示し、国内の生産基盤を維持強化し食料を安定的に供給していくターニングポイントだと訴えた
 

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