農業界のリーダー目指し14人羽ばたく 日本農業経営大が卒業式
2022.03.10
農業経営者教育を専門とする日本農業経営大学校(東京都港区)の8期生14人が10日、卒業した。12都道府県で就農し、経営者としての独り立ちを目指して羽ばたく。
卒業式で堀口健治校長(写真)は「卒業後の就農事業計画はいずれもしっかりしていて、政府の就農支援事業の対象条件を満たしている」と実践に期待を示し、「皆さんは一騎当千のつわものだ」と激励した。
卒業生を代表して最優秀賞として表彰された加茂倫也さん(写真)が「新型コロナ禍と隣り合わせの2年間で、計画の中止や延期など思い通りにならないことが多かったが、粘り強く逆境に耐える精神力を養えた。農業界のリーダーになるよう頑張る」と決意を表明した。
同校は全寮の2年制。多様な経歴を持つ学生が集まり、各地の先進的な農業経営や一般企業の経営管理などを実習し、卒業後の事業計画を立案し「卒業計画」として発表し合う。
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下野六太農林水産政務官と、同校の設立母体である一般社団法人アグリフューチャージャパン(AFJ)に出資する会員を代表し農林中央金庫の川田淳次常務執行役員が祝辞を述べた。
14人の氏名(敬称略、就農予定の都道府県)は以下の通り。羽田野拓也(北海道)▽木村元康(山形)▽野川龍弥(栃木)▽桑原逸輝(千葉)▽東宮礼佳、関谷彰修(埼玉)▽三上敦也(東京)▽塚本真菜(静岡)▽大島邦英人(岐阜)▽榎本龍太郎(愛知)▽加茂倫也(京都)▽浦智弥(福岡)▽桒原宗之進、長野泰藏(熊本)
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