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種苗法違反の疑いで書類送検  週間ニュースダイジェスト(6月27日~7月3日)

2021.07.05

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種苗法違反の疑いで書類送検  週間ニュースダイジェスト(6月27日~7月3日)の写真

 シャインマスカットの苗を販売目的で無許可で保管したとして、警視庁が種苗法違反の疑いで、愛媛県の男性を書類送検した(6月28日)。男性はホームセンターで購入後に自宅の庭で増やし、今年4、5月にインターネットで販売したとみられる。改正種苗法の今年4月の施行後、サイバーパトロールで不審な出品を発見した。
 農林水産省は組織再編を行った(7月1日)。同日付の農林水産審議官人事は、前週の「週刊ニュースダイジェストに。


 ▽元代表が贈賄認める(6月28日)
 元農相の吉川貴盛被告に計500万円の賄賂を渡したなどとして、贈賄と政治資金規正法違反の罪に問われた鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)グループ元代表秋田善祺被告は、東京地裁の初公判で「間違いない」と起訴内容を認めた

 ▽無許可保管で書類送検(6月28日)
 品種登録を受けた高級ブドウ「シャインマスカット」の苗を販売目的で無許可で保管したとして、警視庁生活環境課は種苗法違反(育成者権の侵害)の疑いで、愛媛県西条市の男性会社員を書類送検した。農業・食品産業技術総合研究機構の許可を得ず、自宅近くの農地で苗4本を販売目的で保管するなどした疑い

 ▽6割が「食品ロス削減に取り組み」(6月28日)
 消費者庁が発表した2020年度の地方公共団体による食品ロス削減の取り組み状況によると、「実施している」とした市区町村は60.1%と、前年度(58.0%)から微増した。「予算がある」とした市区町村は16.4%にとどまった

 ▽食料安全保障に投資を(6月29日)
 20カ国・地域(G20)外相会合がイタリア南部マテーラで開かれ、食料安全保障分野への投資増強など多国間主義を通じ、新型コロナウイルス禍からの回復を目指す「マテーラ宣言」を採択した。茂木敏充外相やブリンケン米国務長官らが出席

 ▽御湖鶴がチャンピオン(6月30日)
 世界最大級のワイン品評会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)は2021年の日本酒部門の最優秀賞「チャンピオン・サケ」に、長野県の純米吟醸酒「御湖鶴(みこつる)純米吟醸 山恵錦」(諏訪御湖鶴酒造場)を選んだ。約400社の1499銘柄が出品された

 ▽畜産局が復活(7月1日)
 農林水産省は「輸出・国際局」「畜産局」「農産局」の3局を新設した。輸出・国際局(局長:渡辺洋一・前経済産業省官房審議官)は、農林水産物・食品の輸出拡大に取り組む。生産局の一部門だった畜産部を格上げした畜産局は、2001年の中央省庁再編以の復活。局長には国際担当総括審議官だった森健氏が就任した
 

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