野菜値上がりでモヤシ買い増し 2020 野菜の調査
2020.12.23
野菜の価格高騰を受けモヤシの購入を増やした消費者が多かったー。タキイ種苗(京都市下京区)が実施したインターネット調査「2020年 野菜の総括」で、こんな結果が出た。調査(11月上旬)の対象は全国の20~60代で、310人が回答した。
「例年に比べ購入量が増えた野菜」(表左)を聞いたところ、1位はモヤシの20.6%で、キャベツ(9.4%)、タマネギ(8.7%)が続いた。同社は「低価格で安定しているモヤシが食卓の救世主となっていたのかもしれない」と指摘している。
今年は大雨や日照不足といった天候不順やコロナ禍の影響から野菜が値上がりし、前年より11.0㌽多い75.5%が「今年は例年に比べて野菜の値段が高かったと思う」と回答した。
「例年に比べて高い」と感じた野菜のトップはキャベツの40.6%。2位はレタス(31.0%)、4位は白菜(27.1%)と、上位は葉物野菜が多かった。
「2020年に食べる機会が多かった野菜」(表右)は、タマネギ(64.8%)が前年に続く1位で、2位がキャベツ(62.3%)、3位はトマト(50.3%)だった。
タキイ種苗による今年の「好きな野菜調査」では、タマネギは初めて1位となっており、同社は「名実ともに人気ナンバー1の野菜になった」と評価している。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響では、46.5%が「非接触での野菜の購入経験がある」と回答した。
非接触購入の方法としては、無人直売所が 45.1%と最も多く、2位はスーパーや量販店などの宅配サービス(44.4 %)、3位が農家直送品(31.3 %)だった。
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