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家庭菜園 3割が「外出自粛以降に始めた」  好きな野菜タマネギ首位  タキイ種苗調べ

2020.08.24

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家庭菜園 3割が「外出自粛以降に始めた」  好きな野菜タマネギ首位  タキイ種苗調べの写真

(グラフ:家庭菜園を始めた時期、タキイ種苗作成)

 タキイ種苗(京都市)が行った「野菜と家庭菜園に関する調査」によると、家庭菜園を楽しんでいる人の3割が「外出自粛期間以降(今年3月以降)に始めた」と回答し、コロナ禍で家庭菜園に取り組む人が増えていることが改めて分かった。

 家庭菜園経験者に始めた時期を聞いたところ、「今春(35月)」が19.5%、「6月以降」が10.1%と、計29.6%が3月以降に取り組んでいた。

 調査は831日の野菜の日に向け毎年行っており、今年は71821日に、全国の20歳以上の600人(農業従事者らを除く)を対象に、インターネットで野菜作り(家庭菜園・ベランダ菜園)や野菜のイメージについて聞いた。

 新型コロナウイルスの影響で「食生活の変化を感じた」との答えは85.5%に達し、具体的な変化では「外食減少」(76.0%)、「調理頻度が増えた」(49.0%)、「生鮮食料品を買う量の増加」(46.2%)などが挙がった。

 好きな野菜を聞く質問(複数回答)では、昨年まで11年連続で首位だったトマト(72.2%)に代わり、タマネギ(74.0%)がトップとなった。
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 タマネギが好きな理由の回答では「おいしい」( 100 %)、「料理しやすい」( 64.6 %)が上位だった。

 好きな野菜の2位はキャベツ(73.8%)、3位はジャガイモ(72.8%)。トマトは4位となったが72.2%が「好き」としており、上位は僅差だった。

 タキイ種苗は好きな野菜の調査結果について「在宅時間が伸び自炊頻度も増加する中、料理で使いやすい野菜や、まとめて購入し保存がきく野菜が好まれたのかもしれない」とみている。

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