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産直青果物市場は3兆5千億円超へ  24年、オンラインマルシェ活況  矢野経済研究所予測

2020.09.28

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 矢野経済研究所が発刊した市場調査資料「産直ビジネスの市場実態と将来展望」によると、卸売市場を経由しない産直農産品(青果物)市場(事業者による流通総額ベース)は、2024年には19年に比べ20.6%増の3兆5489億円に拡大する。

 産直農産品が伸びるのは、収入増を図る農家、仕入れ値を安定化したい加工・流通業者、さらに食材にこだわる消費者の需要が拡大するため。

 調査の対象は、卸売市場を経由せず、産地から直接小売業者や消費者に届ける国産の青果物。最近はインターネット通販で生産者から消費者に野菜を届ける「オンラインマルシェ」が活況で、道の駅に併設された直売所、加工食品メーカーが提携する契約農場の需要も好調だ。 

 19年の農産品全体の市場規模は9兆2250億円と、前年比0.6%増にとどまったが、このうち産直農産品は全体の伸びを上回る4.2%増の2兆9424億円だった。(グラフ:矢野経済研究所作成)

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矢野経済研究所プレスリリース 産直ビジネスの市場実態と将来展望~オーガニック農産物、フードロス(規格外野菜)対応などで拡大する農産物流通・販売の新潮流

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