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24年度補正13.9兆円決定 巨額歳出、借金依存続く  週間ニュースダイジェスト(11月24日~11月30日)

2024.12.02

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 ▼税収減、全額穴埋め要求 知事会「恒久財源確保を」(11月25日)
 政府主催の全国知事会議が首相官邸で開かれ、全国知事会長の村井嘉浩宮城県知事は「年収の壁」の引き上げで地方税収が減少する場合、全額を国が恒久的な財源で穴埋めするよう、石破茂首相に求めた。首相は「しわ寄せをどこかが受けるということではまずい。丁寧に議論していきたい」と述べるにとどめた。

 ▼そば必修、幌加内高を選出 農山漁村の宝グランプリ(11月25日)
 政府の有識者懇談会は、地域の活性化や所得向上の優良事例を表彰する「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」のグランプリに「北海道幌加内高」(北海道幌加内町)を選んだ。幌加内高は地域特産のそばを学ぶ授業を必修科目にしており、生徒がそば打ちなどの交流を通じて地元の魅力を広く発信していると評価された。

 ▼農水省補正8678億円 コメ生産性向上を推進(11月26日)
 農林水産省の2024年度補正予算案の全容が26日、分かった。農地の集約化や先進技術を活用するスマート農業の導入を進め、コメの生産性向上を促す農地の大区画化の推進などに760億円を計上する。輸入依存の高い品目の生産拡大を進める施策も盛り込む。総額は8678億円。水田を畑地化して麦や大豆の国内生産を拡大する取り組みや、農業機械と技術の導入などに1349億円を計上する。

 ▼24年度補正13.9兆円決定 巨額歳出、借金依存続く(11月29日)
 政府は持ち回り閣議で、経済対策の財源となる2024年度補正予算案を決定した。一般会計の歳出(支出)総額は13兆9433億円となった。歳入(収入)全体の約半分は政府の借金の国債が占め、6兆6900億円を増発する。税収の増加分として3兆8270億円を計上。財源は国債に依存する構造が続き、財政悪化に歯止めがかからない。

 ▼24年産、1等米77.1% 10月末、前年より高く(11月29日)
 農林水産省が発表した2024年産米の10月末時点の農産物検査の結果は、1等米比率が全国平均で77.1%となった。前年同期の23年産(61.3%)を大きく上回り、過去5年平均(75.6%)よりも高くなった。今年9月末時点では77.3%だった。

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