第1弾は農業版の新人研修 オンラインスクール開く日本農業経営大学校
2022.12.01
農業経営者育成の専門教育機関である日本農業経営大学校(東京都港区、合瀬宏毅校長)は2023年6月、社会人経験がないまま就農した若手農業者を対象に、農業に必要な知識や社会人としての心構え、ビジネスマナーをオンライン講座と合宿で学ぶ「新農業者スタートダッシュ研修」を開講する。
同校を運営する一般社団法人アグリフューチャージャパン(AFJ、合瀬宏毅理事長)が1日、発表した。
講座の期間は6月7日~8月18日。まず同校で2泊3日の合宿を行い、社会人としての心構えやビジネススキルを学ぶとともに、メンバーと交流する。その後、週1回程度、夜間に行う計8回のオンライン講座で学びを深める。受講料(特別価格)は税込み5万円。
オプションとして、7月下旬~8月上旬に農業経営者を訪問したり、研究施設や市場を視察したりする3泊4日の視察研修を予定している。この費用は税込み6万円。
詳しくは同校のサイトで。
この講座は同校が23年度に開講するオンラインスクールの第1弾。内容は「農家の右腕」として多くの農家と接してきた佐川友彦ファームサイド株式会社代表取締役の協力を得て、企画・開発した。AFJは「講座をオンラインとすることで極力現場を離れず、仕事と両立しながら将来的なキャリア形成につながる学びが得られ、全国の仲間づくりの機会も提供する。経営者にも研修の一環として活用してもらえる」と説明している。
日本農業経営大学校は2013年4月に開校。23年4月に開校10周年を迎えるのを機に教育課程を刷新し、同6月にオンラインスクールを始める。「新農業者スタートダッシュ研修」を皮切りに、2、3カ月で修了するコースを中心に設けていく。24年4月には「イノベーター養成アカデミー」を開校の予定。
AFJには農林中央金庫など農業関連の企業や団体、食品メーカーなどが会員として所属している。
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