高校「牛児」日本一に愛知・渥美農業 和牛甲子園、オンラインで開催
2022.01.22
授業やクラブ活動で和牛を肥育している全国の高校生が、和牛肥育の取り組みを発表して枝肉の肉質を競い合う第5回「和牛甲子園」が21日、昨年の前回に続きオンラインで開かれ、総合評価部門の最優秀賞を愛知県立渥美農業高校(同県田原市)が受賞した。(写真:同校の肥育紹介動画より)
今回は新規参加県が3つ、新規参加校が5つあり、過去最多の計19県35校が出場した。出品頭数は50頭と前回より3頭増えた。
和牛甲子園は、将来の担い手候補である高校生の就農意欲の向上と、同じ志を持つ高校生同士のネットワークを創出して意欲と技術の向上を図るのが目的で、全国農業協同組合連合会(JA全農)が主催。第3回までは参加校が東京に集まり2日間の日程で行われてきたが、コロナ禍で日程を変更した。
活動などの発表について競う「取り組み評価部門」、肥育した和牛の枝肉で競う「枝肉評価部門」など、各賞の受賞校は以下の通り。総合評価部門は取り組み評価部門と枝肉評価部門の得点を合算する。
【総合評価部門】
最優秀賞:渥美農業高校
【取り組み評価部門】
最優秀賞:広島県立西条農業高校(東広島市)
優秀賞(2校):渥美農業高校、鹿児島県立市来農芸高校(いちき串木野市)
優良賞(3校):鹿児島県立鹿屋農業高校(鹿屋市)、鹿児島県立鶴翔高校(阿久根市)、福島県立会津農林高校(会津坂下町)
審査委員特別賞:岡山県立瀬戸南高校(岡山市)
高校牛児特別賞:宮城県農業高校(名取市)
【枝肉評価部門】
最優秀賞:鹿児島県立曽於高校(曽於市)
優秀賞(2校):岐阜県立大垣養老高校(養老町)、渥美農業高校
優良賞(3校):栃木県立栃木農業高校(栃木市)、栃木県立那須拓陽高校(那須塩原市)、鹿児島県立鹿屋農業高校
審査委員特別賞:栃木県立宇都宮白楊高校(宇都宮市)
(枝肉評価部門の最優秀賞を受けた曽於高校出品牛の枝肉)
参加校
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