「地域再生大賞」に山梨・河原部社 ワイナリーやAI収穫ロボット企業に優秀賞
2022.01.29
地方新聞46紙と共同通信社が、地域活性化の取り組みを表彰する第12回「地域再生大賞」に、中高生に家庭でも学校でもない第三の居場所を提供する「河原部社(かわらべしゃ)」(山梨県韮崎市)が1月29日に選ばれた。(写真はイメージ)
農業関連分野からも多数の応募があり、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で全町民が避難した富岡町でワインづくりによる地域再生に挑む「とみおかワインドメーヌ」(福島県富岡町)、自動車分野で培った技術を駆使してAIロボットで野菜の収穫の研究を進めているデンソー(愛知県刈谷市)などが優秀賞を受けた。
地域再生大賞は、地方新聞と共同通信が全都道府県の50の活動や団体を表彰しており、2010年度から毎年度開催。今回は国連の持続可能な開発目標(SDGs)を念頭に「未来へつなぐ、みんなで」をテーマに、大賞(1団体)、準大賞(2団体)、ブロック賞(6団体)、優秀賞(38団体)などを選んだ。
農業関連では、廃園の危機にあったナシ農園を継承した「元気むらさくぎ」(広島県三次市)、森林シェアリングに取り組む「ソマミチ」(長野県松本市)、荒れた棚田をヤギ放牧で復元する「小菅沼・ヤギの杜」(富山県魚津市)、特産タマネギの復活を目指す「曽れい仙の郷」(京都府亀岡市)、地産地消の「ばあちゃん食堂」を運営する「うきはの宝」(福岡県うきは市)、循環型の自然農法「焼き畑」を継承している「焼畑蕎麦苦楽部」(宮崎県椎葉村)は、いずれも優秀賞に選ばれた。
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