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前橋新聞「me bu ku」創刊　　フリーペーパーとwebサイト融合

2021.08.31

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前橋新聞「me bu ku」創刊　　フリーペーパーとwebサイト融合の写真

　群馬県前橋市で、フリーペーパーとデジタル発信を融合した地域メディアが誕生した。年4回発行する前橋新聞「me bu ku」と毎日更新するwebサイトを融合し、地元で活躍する人々のインタビューやグルメなど地域に密着した情報をきめ細かく発信する。かつてのにぎわいを失った前橋市が元気を取り戻すのを支えるのが狙い。タイトルには「芽吹く」という思いが込められている。

　編集長の阿部和也さんは、群馬県の県紙である上毛新聞社の元編集局長。ことし3月末に同社を退職し、発行元の「株式会社ぐんま瓦版」を独りで起業した。「新聞記者になりたくて新聞社に入った。もう一度、記者に戻って記事を書きたい。その記事が生まれ育った前橋の役に立てばうれしい」と創刊の動機を語る。

　7月19日に創刊した夏号のフロント記事では、同市出身のコピーライターで前橋市のビジョンを「めぶく」と命名した糸井重里氏が、その狙いと前橋の再生への期待を語り、廃業した高級旅館が昨年12月に改装・新築され地域のランドマークになっている実例を紹介している。

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