目指せ地域のリーダー 農業経営大学校が入学式
2021.04.09
農業経営者育成の専門教育機関である日本農業経営大学校(東京都港区、堀口健治校長)は9日、第9期生となる5人の入学式を行った。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止したため、2年ぶりの開催となった。
同校は全寮制、2年のカリキュラムで、安心・安全な農産物の生産、多様な販路の確保、消費者ニーズの把握といった課題を学びながら、地域との共生や他業種を含むネットワークを広げるための人間的な魅力や指導力の養成も図る。
新入生5人は22~27歳で、宮城、埼玉、千葉、東京、宮崎の5都県の出身。大学卒業直後の入学者のほか社会人経験者もいる。
通常授業は5日に始まっており、6月には先進的な農業経営体の視察研修を行い、7月には全国各地の農業経営体で約4カ月間、優れた経営を学ぶ「先進農業経営体派遣実習(農業実習)」を予定している。
堀口健治校長は式辞で「伸びる農業経営のモデルを構築する人材に育ってください」と述べた(写真下)。
新入生を代表し、千葉県銚子市出身の山嵜遥加さんが「5人で切磋琢磨(せっさたくま)し、コロナ禍の逆境の中でも農業を学んでいきます」と宣誓した(写真上=左は堀口校長)。
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