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ミャンマー国軍系企業との合弁解消へ　　キリンHD、クーデター受け

2021.02.05

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ミャンマー国軍系企業との合弁解消へ　　キリンHD、クーデター受けの写真

（写真はイメージ）

　キリンホールディングス（HD）は5日、グループ会社のミャンマーのビール大手2社について、合弁相手の同国の国軍系複合企業ミャンマー・エコノミック・ホールディングス（MEHL）との合弁事業での提携を解消する意向を発表した。（同日発表したプレスリリース）

　キリンHDは2015年にミャンマーのビール製造最大手の「ミャンマー・ブルワリー」に出資して同国市場に参入。17年には中堅ビールメーカーにも出資し、2社にはMEHLが出資している。

　MEHLは金融、農業、鉱業などを手掛ける複合企業で、国軍最高司令官らの監督下にある。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは20年9月、MEHLの株主に国軍部隊が含まれ、同社の配当が軍の資金源になっていることを示す報告書を発表。キリンHDは同11月には合弁事業からMEHLへの配当金支払いを停止すると発表するなど、対応を進めていた。

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