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コロナ感染拡大で農業のデジタル化加速  アグベンチャーラボが1周年記念

2020.06.25

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コロナ感染拡大で農業のデジタル化加速  アグベンチャーラボが1周年記念の写真

 全国農業協同組合中央会(JA全中)などJAグループが設立した「AgVenture Lab(アグベンチャーラボ)」は、6月25日夕に「1周年記念イベント」をオンラインで開催した。

 荻野浩輝・代表理事が1年間の活動を報告(写真)。農林水産省の信夫隆生・サイバーセキュリティ・情報化審議官が、新型コロナ感染拡大によるデジタル化の加速が、農業分野にどのように影響するかについて講演した。

 また、「地方創生とラボ間連携について」と「食と暮らしの未来について」の2つのテーマでパネルディスカッションを開いた。

 「アグベンチャーラボ」とは、Agriculture(農業)× Adventure(冒険)× Aggressive(積極的)の造語。「次世代に残る農業を育て、地域のくらしに寄り添い、場所や人をつなぐ」を狙いに、農林中央金庫、全国農業協同組合連合会(JA全農)、全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)など8団体が、昨年5月に設立。「農業」と「食」と「地域の暮らし」に関わりのある社会課題の解決を目指している。

 ベンチャー企業や大学と協業、オープン・イノベーションを促進させて事業創出を目指す拠点として、東京・大手町にワーキングスペースやセミナーを開催できるホールを開設。「ラボには月平均約1000人が来訪し、全国の自治体からの問い合わせも多い」(農林中央金庫の大竹和彦理事専務)という。記念イベントはhttps://youtu.be/J24OmaXYKxoで視聴できる。

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