食べ物語

   

生鮮

刺し身がおいしい剣先イカ  「春一番」発祥の地・壱岐島  小島愛之助 日本離島センター専務理事の写真

刺し身がおいしい剣先イカ  「春一番」発祥の地・壱岐島  小島愛之助 日本離島セ...

 長崎県壱岐島(いきのしま)は東松浦半島から北北西約20㌔の玄界灘上に位置しており、さらに北西の海上には対馬島がある。壱岐島は南北17㌔、東西14㌔の大きさであり、面積は133.8平方㌔となっている。  航路の距離は、博多港から郷ノ浦港までが約74㌔、呼子港から印通寺港までが約26㌔である。海岸線は...

先輩と食べた生サバ  「ごまさば」と「ゴマサバ」    眉村孝 作家の写真

先輩と食べた生サバ  「ごまさば」と「ゴマサバ」    眉村孝 作家

 「博多は初めてなのか。それなら同窓生に声をかけるから、博多駅近くの『はじめの一歩』という海鮮居酒屋に行こう。ゴマサバがうまい店だから」  2000年代半ばのこと。私は福岡市を訪れることが決まると、北九州市在住の学校の先輩Fさんに電話した。10歳も上だが、ふとしたきっかけで知り合うと時々声をかけてく...

獲りたてのマグロ生かす「ひゅうが丼」  大分・保土島の郷土料理  小島愛之助 日本離島センター専務理事の写真

獲りたてのマグロ生かす「ひゅうが丼」  大分・保土島の郷土料理  小島愛之助 日...

 大分県津久見市の津久見港から北東約14㌔、四浦半島沖の豊後水道に浮かぶのが保戸島である。周囲約4㌔、面積0.86平方㌔であり、標高179㍍の遠見山を頂点として急傾斜地が海岸に迫り、ほとんど平地がみられない。  このため、西側の海岸に迫る急斜面に3階建てのコンクリート造りの家がひしめくように立ち並ん...

段々畑が育む絶品  萩市・相島スイカは1株1果どり  小島愛之助 日本離島センター専務理事の写真

段々畑が育む絶品  萩市・相島スイカは1株1果どり  小島愛之助 日本離島センタ...

 山口県萩市は、長州藩の城下町であり、幕末・明治維新に際して、吉田松陰をはじめ、多くの優れた志士・偉人を輩出したことで知られる土地だ。  その沖合に三つ(櫃島を入れると四つ)の有人離島がある。本土に近い順に挙げると、大島、相島、見島となる。  まず大島は、沖合約8㌔に位置する面積約3平方㌔㍍、周囲8...

うま味たっぷり「喜多嬉かき」  「日本遺産」笠岡諸島の味  小島愛之助 日本離島センター専務理事の写真

うま味たっぷり「喜多嬉かき」  「日本遺産」笠岡諸島の味  小島愛之助 日本離島...

 岡山県南西部の笠岡市にあって、南は香川県、西は広島県に接し、大小約30の島々が南北に帯状に点在しているのが笠岡諸島だ。  そのうち、高島、白石島、北木島、真鍋島、大飛島、小飛島、六島の七つの島が有人島であり、面積15.36平方㌔㍍、人口1522人で笠岡市全体のおのおの11.3%、3.22%を占めて...

春到来、花を食す  山下弘太郎 キッコーマン 国際食文化研究センターの写真

春到来、花を食す  山下弘太郎 キッコーマン 国際食文化研究センター

(写真はイメージ)  今年もはや3月弥生になり春の訪れを感じます。朝の通勤で小さな変化がありました。車窓から眺める江戸川の土手が菜の花の黄色に染まり始めました。  そういえば先日は、菜の花のおひたしが夕食に登場しました。菜の花が食用として登場するのは意外に古く、飛鳥時代には花芽が食用にされたという記...

アートと大アサリ  にぎわう愛知・佐久島  小島愛之助 日本離島センター専務理事の写真

アートと大アサリ  にぎわう愛知・佐久島  小島愛之助 日本離島センター専務理事

 愛知県西尾市の一色港から市営高速船で約20分、西尾市一色地区から南に約8㌔の距離にあり、三河湾のほぼ中央に位置しているのが佐久島、面積1.73平方㌔㍍、人口234人のアートの島である。  海岸線延長は11.5㌔、最高標高は38㍍であり、島内には河川はない。気候は温暖で、年平均気温は16度前後である...