23年農水産輸出2.9%増 週間ニュースダイジェスト(1月28日~2月3日)
2024.02.05
▼中小企業被害、数千億円 能登地震、伝統工芸に打撃(1月29日)
能登半島地震による中小企業や小規模事業者への被害が新潟、富山、石川、福井の4県の合計で数千億円規模に上る可能性があることが分かった。揺れや液状化による建物や設備の損壊が多数確認されており、伝統工芸や観光が盛んな地域経済に甚大な打撃が及んでいる。4県の自治体関係者などへの取材で判明した。
▼23年農水産輸出2.9%増 過去最高も中国禁輸で鈍化(1月30日)
農林水産省が発表した2023年の農林水産物・食品の輸出額は前年比2.9%増の1兆4547億円となった。11年連続で過去最高を更新した。ただ中国の日本産水産物の輸入停止措置で冷凍ホタテなどが落ち込み、伸び率は前年の14.2%から大きく鈍化した。
▼国内宿泊コロナ前水準回復 観光庁、外国人が7倍に(1月31日)
観光庁が公表した2023年の宿泊旅行統計(速報値)によると、国内のホテルや旅館に泊まった日本人と外国人は、前年比31.8%増の延べ5億9351万人だった。外国人が7倍と大幅に増加し、全体の押し上げ要因となった。過去最多だった新型コロナウイルス禍前の19年の5億9592万人と、ほぼ同水準に回復した。
▼秋田JA、合併協議を休止 離脱続出(2月1日)
秋田県内に13ある全てのJAを合併で一つにする構想を巡り、JA秋田中央会などでつくる組織再編協議会は、合併協議の休止を決めた。「合併にメリットを感じない」「当面は独自で経営できる」などとして、構想から離脱するJAが相次いだことが理由だ。決定は1月31日付。
▼アフリカ豚熱の侵入警戒 釜山で拡大、水際対策強化(2月2日)
農林水産省は感染すると家畜に甚大な被害を及ぼすアフリカ豚熱(ASF)が韓国・釜山で相次いで発生していることを受け、都道府県に水際での対策強化を呼びかけた。アジアで初めて発生した中国も春節(旧正月)を迎え、感染した肉製品を旅行客が日本に持ち込む恐れがあることから警戒を強めている。
最新記事
-
23年農水産輸出2.9%増 週間ニュースダイジェスト(1月28日~2...
▼中小企業被害、数千億円 能登地震、伝統工芸に打撃(1月29日) 能登半島地震による中小企業や小規...
-
現場起点の脱炭素型農業に期待 青山浩子 新潟食料農業大学准教授 連...
食料の生産性と持続可能性を両立させるためのイノベーションを通じ、脱炭素社会を実現する。この御旗のも...
-
日本のシーフード、味わって ジェトロがマレーシアで試食イベント NN...
日本貿易振興機構(ジェトロ)は1月26~28日、マレーシアの首都クアラルンプールの商業施設「ららぽ...
-
震災からの復興と離島振興 宮城県女川町 小島愛之助 日本離島センター...
元日に能登半島地震が起きると、宮城県女川町は6日、備蓄していたアルファ米や野菜ジュース、ポリタンク...
-
豪の農産物輸出額が過去最高に アジア向けが急拡大 NNAオーストラリ...
オーストラリアの農林水産省が1月29日、2022/23年度(22年7月-23年6月)の農林水産物の...
-
期待外れの基本法改正 「農業ムラ」から脱皮せよ アグリラボ編集長コラム...
(写真は首相官邸ホームページから) 通常国会が1月26日に招集され、岸田文雄首相は30日の施政方針...
-
ブロッコリーを指定野菜に 週間ニュースダイジェスト(1月21日~1月...
▼コメ生産目安、26県が増加 24年産、減少は9県(1月22日) 2024年産の主食用米について、...
-
山あいの暮らしを潤す小さなサンタたち 赤堀楠雄 材木ライター 連載...
昨年12月23日に新潟県村上市北部の高根集落で、地元の子どもたちや若者がサンタクロースに扮(ふん)...
-
和食を科学で味わう 畑中三応子 食文化研究家 連載「口福の源」
東京・上野の国立科学博物館で開催中の特別展「和食 日本の自然、人々の知恵」は、食文化を科学で料理す...
-
伝統の「練馬大根」根強い人気 菅沼栄一郎 ジャーナリスト 連載「よ...
師走にしては暖かな朝。昨年暮れ、東京都練馬区の地下鉄駅近くの広場で、野菜マルシェが開かれた。 江戸...