鹿児島の焼酎売り込み 香港、バーでカクテル NNA
2023.01.11

鹿児島県は香港島・中環(セントラル)のカクテルバー「テル・カメリア」で、鹿児島県産の焼酎のPRイベントを9日に行った。バーテンダーや酒類の卸売・小売業者、メディア関係者らを招き、県産焼酎とそれをベースとしたカクテルを紹介。焼酎の潜在性の高さを知ってもらうとともに、県産焼酎の香港での販売を拡大する狙いだ。
(イベントには約20人が参加した=NNA撮影)
イベントでは国分酒造(霧島市)の芋焼酎「安田」、白露酒造(指宿市)の芋焼酎「麻友子ピュアブラック」、濵田酒造(いちき串木野市)の芋焼酎「だいやめ」、弥生焼酎醸造所(奄美市)の黒糖焼酎「まんこい」ーの4種類の試飲を行った。これらの焼酎を生産する鹿児島県の酒蔵とテル・カメリアをオンラインで結び、酒蔵の代表者が自社の焼酎を紹介。参加者からの質問にも答えた。
イベントの後半では、中環の高級ホテル「香港文華東方酒店(マンダリン・オリエンタル香港)」のビバレッジ責任者で著名バーテンダーのデベンダー・セーガル氏が「だいやめ」をベースにしたオリジナルカクテルを振る舞った(上の写真:NNA撮影)。富裕層向け雑誌「タトラー」の香港法人、タトラー・アジア(香港)で飲食部門のシニアビジネスディレクターを務めるアンディ・チェン氏はNNAに対し「鹿児島県の焼酎とカクテルの相性が良くて驚いた。とても飲みやすい」とコメントした。
鹿児島県香港事務所の奥雄一所長は「焼酎は黒糖や麦などたくさんの種類がある。香港の多くの人に、バーや飲食店で飲んで味わってほしい」と語った。(NNA)
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