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料理宅配にロボットを試験導入  シンガポールのサービス大手  NNA

2021.05.21

料理宅配にロボットを試験導入  シンガポールのサービス大手  NNAの写真

 シンガポールの配車サービス大手グラブは、料理宅配サービスの業務効率化にロボットを試験導入する。6月2週目から、まず東部の商業施設パヤレバ・クオーター・モールで使用を開始する。

 試験導入では、米テックメティックス・ロボティクスが開発した自律走行ロボット(写真:グラブ提供)を1台使用する。1軒の商業施設内で複数の飲食店の料理を収集し、配達員に渡す役目を任せる。

 人工知能(AI)が搭載されているが、商業施設内のルートなどを学習するまで、当面はグラブのスタッフがロボットを誘導して注文の対応に当たる。

 パヤレバ・クオーター・モールの提携飲食店・小売店35店をカバーし、1日当たり250件余りの注文に対応する計画。配達員が1件の注文への対応を完了するのにかかる時間を5~15分短縮できる見通しだ。

 料理宅配サービス「グラブフード」では通常、1回の注文で1軒の飲食店の料理しか購入できない。昨年からは数カ所の商業施設で、施設内の複数の飲食店の料理をまとめて注文できる「ミックス・アンド・マッチ」サービスを始動していた。

 ミックス・アンド・マッチの注文を受けた配達員は、複数の飲食店を回って料理を受け取るのに時間がかかる一方、収入となる配達手数料は通常と変わらないことが課題となっていた。グラブは、ロボットの導入で配達員の時間的な負担を軽減したい考えだ。(NNA)

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