災害に強い「水点」を考える 菅沼栄一郎 ジャーナリスト 連載「よんななエコノ...
5月の千曲川。初夏の日差しがまぶしい水辺にある長野県の上田市交流文化芸術センターの教室で、市民約60人が県の水道改革の進め方を議論していた。「これからは、水道のダウンサイジングだけでなく、『水点』をどうつくるかがポイントになります」。水ジャーナリスト、橋本淳司さん(56)が力説した。 人口減少が加...
農業基本計画、年度内改定 週間ニュースダイジェスト(6月9日~6月15日)
▼農業基本計画、年度内改定 価格転嫁法案、来年提出(6月12日) 岸田文雄首相は官邸で開いた会合で、中長期的な農業施策を示す「食料・農業・農村基本計画」を2024年度中に改定するよう関係閣僚に指示した。農産品の価格転嫁を後押しする新たな法制度について、来年の通常国会での法案提出を目指して検討を進め...
水産資源管理の推進、なぜ重要か 佐々木ひろこ フードジャーナリスト 連載「グ...
日本の総漁獲量は長期にわたって減少し続けており、わが国海域の水産資源は今、間違いなく危機にある。沿岸開発や温暖化の影響、海の再生産能力を超えた漁獲などがその要因と考えられているが、いずれであったとしても、資源を回復させるためには資源管理を進めることが重要だという趣旨の講演を行うと、必ず受ける質問が...
「顔の見える」情報いかに 鬼頭弥生 農学博士 連載「口福の源」
食の情報提供やリスクコミュニケーションに関する研究をしていると、しばしば、健康食品をめぐる宣伝や情報の問題が話題に上る。そして、そこでは「健康食品に関する個人の体験談はあくまで一個人の体験談。効能の有無は、統計的・科学的な情報を確認して判断しましょう」といった、情報を読み取る際に注意すべき事項を消...
「推し旅」押し上げる地方開催 森下晶美 東洋大学国際観光学部教授 連載「よ...
〝推し旅〟というのをご存じだろうか。推し活旅、ファンツーリズム、ツアーツーリズムなどともいい、好きなアイドルやキャラクター、俳優、アーティストなど、いわゆる〝推し〟のイベントやコンサートに参加するため遠方まで旅行することで、ファンの間では〝遠征〟とも呼ばれている。世界的な規模では、今年2月に来日し...
出生率1.20、過去最低 週間ニュースダイジェスト(6月2日~6月8日)
▼ロ水域でサケマス漁再開へ 3年ぶり、日本枠125トン(6月3日) 水産庁は日本とロシア両政府のサケ・マス漁業交渉が終了し、ロシアの排他的経済水域(EEZ)内で日本漁船による試験操業を再開することで合意したと発表した。ロシアのEEZ内での操業は21年以来3年ぶり。ウクライナ侵攻を受け、22~23年...