ザリガニで持続可能な農業目指す 東京農大、ケニアと共同研究
(ザリガニを使った炊き込みご飯) 東京農業大学は、ザリガニを新たな資源として活用するため、ケニア共和国の大学や企業と共同して養殖・食品加工・普及に向けた研究を加速する。江口文陽学長は「(研究成果が)食材としての活用につながっていくことに大きな意味がある」と社会実装の重要性を強調している。 嫌われ者...
職人技で木炭作り 伏せ焼き窯は使いきり 連載「アフリカにおける農の現在(いま...
前回(第20回)はなぜタンザニアにおいて木炭は調理燃料として重宝されるのか、現地の食文化や生活習慣から検討した。今回は現地の木炭生産の実態を紹介したい。 木炭は都市周辺の農村部で生産され、そこに暮らす人びとの現金獲得源である。経済発展は都市部に大きく限られていて、都市部と農村部の経済格差は広がって...
暮らし支える「消えない木炭」 経済性高く、料理に合う 連載「アフリカにおける...
今回からの2回の連載では、人びとの暮らしの身近にある燃料に焦点を当てる。人は貯蔵性に優れた穀類やイモ類などのでんぷんを、主なカロリー源として生きている。でんぷんは加熱で糊化されてはじめて体内で消化・吸収されるため、私たちにとって調理燃料を確保することは、食料を維持することと同じといっても過言ではな...
農耕化で現金収入、蓄財も 従来の平等性変容 連載「アフリカにおける農の現...
前回(第18回)は定住化や自然環境の変化に伴い、かつては遊動生活をしていた狩猟採集民に農業が浸透してきたこと、また近年は農業への移行をさらに推し進める開発プロジェクトが増えていることを紹介した。今回はカメルーン熱帯雨林地域の狩猟採集民バカを例に、農業の浸透が人々の生業や社会にどのような影響を与えて...
開発で農業が浸透 変わる狩猟採集社会 連載「アフリカにおける農の現在(いま)...
狩猟や採集は私たちの祖先が早くからいそしんできた生業で、農耕の開始とともに衰退していったというのが一般的な理解だろう。従って狩猟採集と農耕の両方を行っている人びとの存在は、想像が難しいかもしれない。しかしアフリカの森林地帯などでは、狩猟採集民も農耕を行っている。 これから2回の連載では、狩猟採集民...
深刻さ増す食料対立 市民団体がサミットから離反 共同通信アグリラボ所長 石井...
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、食料の価格が上昇し、途上国などで飢餓が拡大する恐れが高まっている。しかし具体的な対応策で国際的な合意を形成するのは容易ではない。9月23~24日にオンラインで開かれた「国連世界食料システムサミット」は、ビア・カンペシーナ、市民社会メカニズム(CSM)など約50...