「癒しの味」を求めて ベジブロスから考える タカコナカムラ ホールフード協会...
料理家のタカコナカムラさんは、安全な食と暮らしと農業、環境を考えて活動するホールフード協会の代表理事を務める。野菜の皮やへたを煮込んで作るだし「ベジブロス」を紹介した<a href="https://agrilab.kyodo.co.jp/foodstory/2020/09/post-23....
日本の秋の味覚 畑中三応子 食文化研究家
サケが産卵のため、生まれ故郷の川に戻ってくる季節がやって来た。今では1年中いつでも出回るようになったサケだが、本来の旬は秋だ。(写真はイメージ) 古来、日本ではサケといえばシロザケを指していた。太平洋岸では千葉県、日本海側では山口県以北の河川に遡上する。日本海側は新潟県以南に...
〝魔法〟のひじき 小島愛之助 日本離島センター専務理事
大分県の姫島は、国東半島の北約6㌔、瀬戸内海の西部、周防灘と伊予灘の境界に位置する島であり、全島で東国東郡姫島村を形成する一島一村の島である。 国東半島側対岸の国東港伊美地区(大分空港から車で約40分)との間に定期航路があり、姫島村営フェリーの姫島丸(所要時間20分)が1日1...
連載「プロの眼」 インド・デリーで楽しむ地方料理 CoCo壱カレーも出足好調 ...
インドを中心にネパール、パキスタン、スリランカ、バングラデシュなど南アジア独自の食文化に通じている小林真樹氏。日本でも専門的な店や熱狂的なファンが増えているインド料理の奥深い世界を「プロの眼=インド食文化のプロ」として、数回にわたり案内する。 (写真上:デリーの店「サラヴァナ・...
収穫の季節がやって来た 石田敦子 エノテカ バイヤー
北半球での収穫が近くなるこの季節だ。「どうか生産者の皆さんが1年をかけて手がけたブドウが、無事に収穫できますように」と、自分は無力だが、毎年勝手に一方的に祈っている。 この季節、二つの「ラベルのないワイン」との出会いをふと思い出す。 初めてラベルのないワインを...
ベジブロスの薦め 野菜皮からだし作り タカコナカムラ ホールフード協会代表理...
料理家のタカコナカムラさんは、安全な食と暮らしと農業、環境を「まるごと=whole(ホール)」考えて活動する一般社団法人「ホールフード協会」の代表理事を務める。野菜の皮やへたなど、普段は捨ててしまう部分を煮込んで作るだし「ベジブロス」について語ってもらった。(写真:上下とも同協会提供)</p...
ウナギか、それともハモか 山下弘太郎 キッコーマン国際食文化研究センター
今年の夏も暑かったですね。暑さに負けないようにスタミナをつけなければと土用の丑(うし)の日に鰻(ウナギ)のかば焼き(写真上:筆者撮影)を食べた方も多いのではないでしょうか。 土用とはもともと立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ18~19日前の期間を指す言葉で、季節の変わり目を変わ...
次のブームはレモネード? 畑中三応子 食文化研究家
タピオカブームもすっかり沈静化した。次に流行するといわれているのがレモネードで、各地に専門店が出現している。レモン果汁に砂糖や蜂蜜で甘みをつけ、水で割ったドリンクだ。炭酸水で割るとレモンスカッシュになる。(写真はイメージ) 実はレモネード、幕末にペリーの黒船によってもたらされ...
新常態とビアガーデン 野村亮輔 アジア太平洋研究所研究員
新型コロナウイルスの感染拡大が続いている中、今年の夏はこれまで経験したことがないものとなっている。その影響は各所で現れている。 関西においても、大阪府の天神祭で例年行われている花火大会は中止となり、京都府の三大祭りの一つである「祇園祭」も神事を縮小して行うなど、その社会的影響...