食べ物語

   

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消えていく売り声  「土地を食う」駅弁150年  植原綾香 近代食文化研究家の写真

消えていく売り声  「土地を食う」駅弁150年  植原綾香 近代食文化研究家

 「お茶ーエー、弁当いかが、ビール正宗いかが、東京・大阪の新聞でござーい」。今では耳にしない駅弁売りの声である。列車のスピード化、乗り換え時間の短縮、窓の開かない列車によりホームでの立ち売りの姿は歴史遺産となったが、かつてそれぞれの駅では地方色ある売り声が響いた。  駅構内で最初...

しっかり麺をアツアツで  長崎・五島の

しっかり麺をアツアツで  長崎・五島の"地獄炊き"  小島愛之助 日本離島センタ...

 皆さんは日本の三大うどんをご存じだろうか? 香川県の讃岐うどん、秋田県の稲庭うどん、とここまでは誰も異論がないところだろう。しかし3番目は?となると諸説があるようである。  長崎県の五島うどん、群馬県の水沢うどん、富山県の氷見うどんがそれである。ということで、今回は、「3番目」...

ピートロを「もう1皿」  前橋で楽しんだ豚ホルモン  眉村孝 作家の写真

ピートロを「もう1皿」  前橋で楽しんだ豚ホルモン  眉村孝 作家

 2月下旬に学生時代の友人と訪れた赤城山・大沼(前橋市)。氷上ワカサギ釣りに難儀したものの、大沼で捕れたワカサギのフライを食べることができた。経緯は先日とりあげた通りだ。 <a href="https://agrilab.kyodo.co.jp/foodstory/20...

パイオニア精神受け継ぐ  豚骨ラーメン三馬路  小川祥平 登山専門誌「のぼろ」編集長の写真

パイオニア精神受け継ぐ  豚骨ラーメン三馬路  小川祥平 登山専門誌「のぼろ」編...

 福岡市内で最初の豚骨ラーメン店は、1940(昭和15)年ごろに中洲で開業した屋台「三馬路(さんまろ)」とされる。豚骨発祥の店「南京千両」(福岡県久留米市)は横浜の南京街の味をヒントにしたのだが、こちらは本場の中国の味を持ち込んだようだ。  ...

元サムライも牧場経営  近代酪農発祥の地・東京  畑中三応子 食文化研究家の写真

元サムライも牧場経営  近代酪農発祥の地・東京  畑中三応子 食文化研究家

 3月末から4月頭にかけて、コンビニ各社が牛乳を値引き販売した。春休み、大型連休で学校給食がなくなり、生乳が再び廃棄される懸念が浮上したためだ。あるスーパーは1リットルパックを100円で売っていて、あまりの安さに衝撃を受けた。  全国の酪農家戸数は1963年の約42万戸から、20...

百貨店食堂「見本棚」で集客  実物見る安心感  植原綾香 近代食文化研究家の写真

百貨店食堂「見本棚」で集客  実物見る安心感  植原綾香 近代食文化研究家

 舌平目のムニエルと聞くと伊丹十三監督の映画「タンポポ」のワンシーンを思い出す。  お偉いさん一行がフランス料理で注文する場面。ウエーターから差し出された横文字だらけのメニューが理解できず、全員が同じ舌平目のムニエルを注文していく。最後はいかにも間抜けそうな下っ端がウエーターと話...

明日に架ける橋  鹿児島県の獅子島  小島愛之助 日本離島センター専務理事の写真

明日に架ける橋  鹿児島県の獅子島  小島愛之助 日本離島センター専務理事

 九州新幹線出水駅から車で約70分の位置にある諸浦島の諸浦港からカーフェリー「フェリーロザリオ」で20分、面積約17平方㌔に約700人が住んでいる獅子島は、鹿児島県最北端の有人離島である。  獅子島への...

氷上ワカサギ釣りに挑む  赤城山の湖・大沼  眉村孝 作家の写真

氷上ワカサギ釣りに挑む  赤城山の湖・大沼  眉村孝 作家

 今年の冬は寒かった。新潟県津南町では2月24日に、419㌢と観測史上最深の積雪を記録した。気象庁によると、全国331の観測地点のうち、最深積雪の記録を更新した地点が12もあったという。  寒い冬が得意なわけではないが、雪や氷の...

偶然の白濁スープ  小倉「來々軒」1951年創業  小川祥平 西日本新聞社出版グループの写真

偶然の白濁スープ  小倉「來々軒」1951年創業  小川祥平 西日本新聞社出版グ...

 豚骨ラーメンって何だろうと考える。明治期に横浜・南京街で食べられていたラウメンは豚骨を使っていた。長崎チャンポンも沖縄そばも同じ。ただそれを豚骨ラーメンとは呼ばない。多くの人は豚骨ラーメンに白濁したスープを結びつけているのかもしれない。「豚骨=白濁」であるならば、始まりは北九州市小倉北区の「...