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農業政策の総点検が不可欠  基本法改正を急ぐ前に  アグリラボ所長コラムの写真

農業政策の総点検が不可欠  基本法改正を急ぐ前に  アグリラボ所長コラム

農業政策の憲法とも言われる「食料・農業・農村基本法」の改正に向けた検討が始まった。しかし、基本法自体に問題があるのか、同法を運用する側に問題があるのかは、慎重な見極めが必要だ。改正の大前提として、基本法が施行されてから20年余りの農業政策の功罪を総点検する必要がある。 岸田文雄首相は9月9日に官邸...

食料安保対応で農政通起用  新農相に野村哲郎参院議員  アグリラボ所長コラムの写真

食料安保対応で農政通起用  新農相に野村哲郎参院議員  アグリラボ所長コラム

第2次岸田改造内閣の農林水産相に、野村哲郎参院議員(78)が就任した。農業政策を決定する重要局面で非公式に開かれる幹部会「インナー」のメンバーであり、農林議員の重鎮だ。約35年勤めたJA鹿児島県中央会で常務理事まで務め、農水官僚とも太いパイプがあり、複雑な農政を知り尽くしている。「有事に対応する(...

消費者の関わりが重要  食料安保強化で指摘  農中総研、ウクライナ危機受け緊急フォーラムの写真

消費者の関わりが重要  食料安保強化で指摘  農中総研、ウクライナ危機受け緊急フ...

農林中金総合研究所は7月20日、緊急フォーラム「世界と日本の食料安全保障を考える~ウクライナ危機長期化を受けて~」を開き、オンラインで約500人が参加した。 同研究所理事の阮蔚(ルアンウエイ)研究員(中央右)は「緊迫化する世界の食料需給」と題して主要穀物の国際需給について講演し、「小麦相場の高騰と...

北日本新聞の公害病連載などに授賞  農業ジャーナリスト賞の写真

北日本新聞の公害病連載などに授賞  農業ジャーナリスト賞

(左から新潟放送の吉井一善テレビ制作部長、NHK山形放送局の加納可奈子ディレクター、北日本新聞社の宮田求編集委員、柳原一德氏) 農政ジャーナリストの会は6月6日、北日本新聞社の連載記事「神の川 永遠(とわ)にーイ病勝訴50年」など4作品に、第37回農業ジャーナリスト賞を授賞した。 「神の川 永遠にー...

2年後の基本法改正目指す  森山元農相、食料安全保障で見解の写真

2年後の基本法改正目指す  森山元農相、食料安全保障で見解

自民党の「食料安全保障に関する検討委員会」の委員長である森山裕元農相は5月30日、「農政ジャーナリストの会」の研究会で講演(オンライン併用)し、食料・農業・農村基本法について「2024年の通常国会に改正案を提出できればありがたい」と述べ、党主導で抜本的に見直す考えを示した。 食料・農業・農村基本法...

飼料の国産化が重要  ウクライナ戦争で  農林中金理事長の写真

飼料の国産化が重要  ウクライナ戦争で  農林中金理事長

農林中央金庫の奥和登理事長は、ロシアのウクライナ侵攻による農業分野への影響について「肥料、飼料、燃料が高騰している。トップ(川上)がつぶれた時にうまく調達できない」と述べ、資材の調達先の見直しが必要との認識を示した。5月25日の決算発表会見で述べた。 サプライチェーン(供給網)の複線化の具体例とし...