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ベトナム農村をNGOと支援 草ストローのハヤミ NNA
2020.10.08

完全生分解性の草ストローの販売を手掛けるHAYAMI(ハヤミ、神奈川県相模原市)は7日、ベトナムの農業支援の非政府組織(NGO)と同国の農村開発支援に向け協業すると発表した。
同社の草ストローの原料はベトナムの農村で栽培されており、多角的な支援を実施し持続可能な農業の実現に取り組んでいく。
ベトナム地方産業研究開発研究所(VIRI)と協業して、草ストローの原料となるレピロニアを栽培する農村の開発支援を実施する。(写真:ホーチミン郊外のレピロニアの栽培地=同社提供)
日本での売り上げの一部を活用した農村地帯の児童への教育支援のほか、欠陥品となった草ストローの原料を編み物などに再利用する方法を教えていく。VIRIの専門家による農村開発に関する講義も定期的に実施していくという。
ハヤミは東京農業大学の学生が代表を務め、ホーチミン市郊外で製造された草ストローの輸入販売を手掛けている。10月7日時点で、日本全国で約110の店舗が導入している。(NNA)
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